面積分割問題01 [面積分割問題]
今回は、土地の図面を決められた面積で分割する問題です。
【例題1】
次のABCDEAで囲まれた鉱泉地を、Eを通る直線で面積の等しい二つの鉱泉地に分筆した。分筆した東側を(イ)、西側を(ロ)とする。分割点をFとするとき、Fの座標値と、そのときの(イ)・(ロ)の面積を求めよ。ただし、Fの座標値は、四捨五入して下2桁まで求めるものとし、四捨五入したFの座標値を使って面積を計算すること。なお、(イ)・(ロ)の面積は完全に等しくなくてもその差が0.04㎡未満であればよい。また、面積の表記は、登記申請する場合の表示の桁数までとする。
***** X座標 **** Y座標
A*** +7.18** -43.50
B** -14.52** -45.61
C*** -8.28** -19.05
D** +15.19** -22.47
E*** +6.73** -31.24
図1
A E D
(ロ) (イ)
B C
答えを自分で出せる読者の方は、実際に、紙に答えを書いてみてください。(アッと驚くことがあるかも…。)
《解答》
ABCDEを各abcdeメモリーに入れます。Fの座標値を算出した時は、fメモリーに入れます。見取図に、これらを必ず書き込みます。
図2
Aa Ee Dd
(ロ) (イ)
Bb Ff Cc
この問題では、分割点は、見取図の形から、当然BC上にあると考えられます。(もっと複雑な図形でしたら、「どの辺上に分割点が出来るか?」を判断するのが、厄介な問題となることもあります。)
次に、∠ECB(=∠ECF)を秒単位まで求めます。
arg{(e-c)÷(b-c)}=64゜8′25″…(Å)となります。
次に、ECで五角形ABCDEを切ったとして、四角形部分と三角形部分の面積を計算し、これらを合計して全体の面積を求めます。
ここで、覚えていなければならないのは、
「必勝方式」による四角形の面積
=Abs[Im{0.5×Conja(左上-右下)×(右上-左下)}]…(式♀)
さらに三角形の場合は
「必勝方式」による三角形の面積
=Abs[Im{0.5×Conja(左上-下)×(右上-下)}]…(式♂)
となることでしたね。
四角形ABCE
=Abs[Im{0.5×Conja(a-c)×(e-b)}]
=370.86135(㎡)…(四♭)
三角形ECD
=Abs[Im{0.5×Conja(e-c)×(d-c)}]
=117.38255(㎡)…(三♭)
どちらもAbs[ ]内は正になるように計算していますから、Abs[ ]をはずしてImも合体させ、(*印は無視してください。)
=Im{0.5×Conja(a-c)×(e-b)
***+0.5×Conja(e-c)×(d-c)}のように計算しても良いのですが、今回の問題は、各部分の面積がいくらであるかが重要な要素となってきますので、いちいち計算して、紙に書いてから合計を取りましょう。
488.2439㎡が全体の面積となります。
ここで、三角形の面積の公式
S=1/2×bcSIN(A)…(二辺夾角の公式)を思い出してください。これを使って計算します。
これは、二辺の長さを掛け、さらにその間の角のSINを掛けて0・5倍すれば面積が出るという公式です。
下の図で、ACの距離b、ABの距離c、∠CABを角度Aと考えたとき、「cSIN(A)」が(ACを底辺とすれば)この三角形の高さとなっていることに気が付けば、この公式は小学生の時習った、S=(底辺)×(高さ)÷2と同じですので悩む必要はありませんが…。
図3
B
A C
さて、全体の面積488.2439(㎡)が電卓画面に表示されているとき、「面積の等しい二つの土地に分筆…」ですから、これを÷2=とします。さらに(三♭)の数値を引きます。126.7394(㎡)を得ます。これが三角形EFCの面積です。
三角形EFCの面積=0.5×ECの距離×FCの距離×SIN(∠ECF)
となっていますので、電卓画面に表示されている数値に
×2÷Abs(e-c)÷SIN(64゜8′25″)=14.57(下2桁表示)
とすれば、FCの距離が出ます。これが、電卓画面に表示されている時に、
C+ANS∠arg(b-c)=とすると
-11.61-33.23i (=F)を得ます。これは、正確には-11.6118-33.2315i ですが、下2桁表示と設定されていることを前提としていますので、このように表示されています。そこで、答えが間違っていないか、いつもこのように座標値は100倍して下4桁まで見てみましょう。例えば、-11.6148とか-33.2351i などと四捨五入するには誤差の大きい数値でしたら、大抵間違いです。特に本試験では、四捨五入し易い数値となることがほとんどですので、注意しましょう。
それでは、この数値が正しいと判断したら、Rnd(ANS)=として数値を丸めます。これを、fメモリーに入れます。fメモリーには、-11.6100-33.2300iが入ります。
なお、「Rnd(ANS)=」では、「Rnd(=」でも良いです。
ここまで、計算したら、もう一回全部を検算します。このとき、時間があれば、EBで切り直し、「カステラのななめ切り検算(切り方を変えて検算)」を行ってください。
Fの検算において、紙に書いたりせず、丸める前のFの座標を電卓画面に表示させてから、これより以前に計算しておいたfメモリーの数値を引いて、その差が適正かどうか判断するのが時間の節約になります。(これを以下「電卓内部検算」と呼びます。)
この場合、-0.0018-0.0015i となって適正であることがわかります。(実部・虚部ともにその誤差が0.005未満。)このように、検算においても時間の節約のため、メモリーに入れた数値と、検算で出た数値の引き算をすることが重要です。その際、丸めた数値同士を引き算すると、電卓画面が0表示となって、正しいのかキーの押し間違いなのかよく解らなくなりますので注意が必要です。
四角形ABFE
=Abs[Im{0.5×Conja(a-f)×(e-b)}]
=244.1249(㎡)
四角形EFCD
=Abs[Im{0.5×Conja(e-c)×(d-f)}]
=244.0998(㎡)
ここで、二つの数値の合計が488.2247㎡となって、最初の全体の面積計算より少し減ってしまいましたが、これは、Fの座標値を丸めたせいです。さて答えを書いてみましょう。
答
Fの座標値(-11.61、-33.23)→この書き方はいろいろあります。
面積(イ)244.09㎡
面積(ロ)244.12㎡
誰ですか、(イ)と(ロ)を入れ替えて書いた人は?
マツヨシも、いつぞやの答練で同じことをして、涙を飲みましたぜ。そのときは、上下に分かれていて上が(ロ)で下が(イ)でした。どっちも合っていたんですよ。あわてたんですね。「時間がねーんだよー、ねーんだよー、だよおおおおおおおー。」それ以来、部屋にポスター貼りました。「上が(ロ)で下が(イ)のとき注意。左が(ロ)で右が(イ)のとき注意。」と…。
鉱泉地が下2桁であることは解っていましたよね?まさか244㎡とはしなかったでしょうね。(イ)で244.10㎡とした人居ませんでしたか。電卓画面は四捨五入されていますので、注意が必要です。
【例題1】
次のABCDEAで囲まれた鉱泉地を、Eを通る直線で面積の等しい二つの鉱泉地に分筆した。分筆した東側を(イ)、西側を(ロ)とする。分割点をFとするとき、Fの座標値と、そのときの(イ)・(ロ)の面積を求めよ。ただし、Fの座標値は、四捨五入して下2桁まで求めるものとし、四捨五入したFの座標値を使って面積を計算すること。なお、(イ)・(ロ)の面積は完全に等しくなくてもその差が0.04㎡未満であればよい。また、面積の表記は、登記申請する場合の表示の桁数までとする。
***** X座標 **** Y座標
A*** +7.18** -43.50
B** -14.52** -45.61
C*** -8.28** -19.05
D** +15.19** -22.47
E*** +6.73** -31.24
図1
A E D
(ロ) (イ)
B C
答えを自分で出せる読者の方は、実際に、紙に答えを書いてみてください。(アッと驚くことがあるかも…。)
《解答》
ABCDEを各abcdeメモリーに入れます。Fの座標値を算出した時は、fメモリーに入れます。見取図に、これらを必ず書き込みます。
図2
Aa Ee Dd
(ロ) (イ)
Bb Ff Cc
この問題では、分割点は、見取図の形から、当然BC上にあると考えられます。(もっと複雑な図形でしたら、「どの辺上に分割点が出来るか?」を判断するのが、厄介な問題となることもあります。)
次に、∠ECB(=∠ECF)を秒単位まで求めます。
arg{(e-c)÷(b-c)}=64゜8′25″…(Å)となります。
次に、ECで五角形ABCDEを切ったとして、四角形部分と三角形部分の面積を計算し、これらを合計して全体の面積を求めます。
ここで、覚えていなければならないのは、
「必勝方式」による四角形の面積
=Abs[Im{0.5×Conja(左上-右下)×(右上-左下)}]…(式♀)
さらに三角形の場合は
「必勝方式」による三角形の面積
=Abs[Im{0.5×Conja(左上-下)×(右上-下)}]…(式♂)
となることでしたね。
四角形ABCE
=Abs[Im{0.5×Conja(a-c)×(e-b)}]
=370.86135(㎡)…(四♭)
三角形ECD
=Abs[Im{0.5×Conja(e-c)×(d-c)}]
=117.38255(㎡)…(三♭)
どちらもAbs[ ]内は正になるように計算していますから、Abs[ ]をはずしてImも合体させ、(*印は無視してください。)
=Im{0.5×Conja(a-c)×(e-b)
***+0.5×Conja(e-c)×(d-c)}のように計算しても良いのですが、今回の問題は、各部分の面積がいくらであるかが重要な要素となってきますので、いちいち計算して、紙に書いてから合計を取りましょう。
488.2439㎡が全体の面積となります。
ここで、三角形の面積の公式
S=1/2×bcSIN(A)…(二辺夾角の公式)を思い出してください。これを使って計算します。
これは、二辺の長さを掛け、さらにその間の角のSINを掛けて0・5倍すれば面積が出るという公式です。
下の図で、ACの距離b、ABの距離c、∠CABを角度Aと考えたとき、「cSIN(A)」が(ACを底辺とすれば)この三角形の高さとなっていることに気が付けば、この公式は小学生の時習った、S=(底辺)×(高さ)÷2と同じですので悩む必要はありませんが…。
図3
B
A C
さて、全体の面積488.2439(㎡)が電卓画面に表示されているとき、「面積の等しい二つの土地に分筆…」ですから、これを÷2=とします。さらに(三♭)の数値を引きます。126.7394(㎡)を得ます。これが三角形EFCの面積です。
三角形EFCの面積=0.5×ECの距離×FCの距離×SIN(∠ECF)
となっていますので、電卓画面に表示されている数値に
×2÷Abs(e-c)÷SIN(64゜8′25″)=14.57(下2桁表示)
とすれば、FCの距離が出ます。これが、電卓画面に表示されている時に、
C+ANS∠arg(b-c)=とすると
-11.61-33.23i (=F)を得ます。これは、正確には-11.6118-33.2315i ですが、下2桁表示と設定されていることを前提としていますので、このように表示されています。そこで、答えが間違っていないか、いつもこのように座標値は100倍して下4桁まで見てみましょう。例えば、-11.6148とか-33.2351i などと四捨五入するには誤差の大きい数値でしたら、大抵間違いです。特に本試験では、四捨五入し易い数値となることがほとんどですので、注意しましょう。
それでは、この数値が正しいと判断したら、Rnd(ANS)=として数値を丸めます。これを、fメモリーに入れます。fメモリーには、-11.6100-33.2300iが入ります。
なお、「Rnd(ANS)=」では、「Rnd(=」でも良いです。
ここまで、計算したら、もう一回全部を検算します。このとき、時間があれば、EBで切り直し、「カステラのななめ切り検算(切り方を変えて検算)」を行ってください。
Fの検算において、紙に書いたりせず、丸める前のFの座標を電卓画面に表示させてから、これより以前に計算しておいたfメモリーの数値を引いて、その差が適正かどうか判断するのが時間の節約になります。(これを以下「電卓内部検算」と呼びます。)
この場合、-0.0018-0.0015i となって適正であることがわかります。(実部・虚部ともにその誤差が0.005未満。)このように、検算においても時間の節約のため、メモリーに入れた数値と、検算で出た数値の引き算をすることが重要です。その際、丸めた数値同士を引き算すると、電卓画面が0表示となって、正しいのかキーの押し間違いなのかよく解らなくなりますので注意が必要です。
四角形ABFE
=Abs[Im{0.5×Conja(a-f)×(e-b)}]
=244.1249(㎡)
四角形EFCD
=Abs[Im{0.5×Conja(e-c)×(d-f)}]
=244.0998(㎡)
ここで、二つの数値の合計が488.2247㎡となって、最初の全体の面積計算より少し減ってしまいましたが、これは、Fの座標値を丸めたせいです。さて答えを書いてみましょう。
答
Fの座標値(-11.61、-33.23)→この書き方はいろいろあります。
面積(イ)244.09㎡
面積(ロ)244.12㎡
誰ですか、(イ)と(ロ)を入れ替えて書いた人は?
マツヨシも、いつぞやの答練で同じことをして、涙を飲みましたぜ。そのときは、上下に分かれていて上が(ロ)で下が(イ)でした。どっちも合っていたんですよ。あわてたんですね。「時間がねーんだよー、ねーんだよー、だよおおおおおおおー。」それ以来、部屋にポスター貼りました。「上が(ロ)で下が(イ)のとき注意。左が(ロ)で右が(イ)のとき注意。」と…。
鉱泉地が下2桁であることは解っていましたよね?まさか244㎡とはしなかったでしょうね。(イ)で244.10㎡とした人居ませんでしたか。電卓画面は四捨五入されていますので、注意が必要です。







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