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各論19(択一問題への1考察) [各論]

 マツヨシは、最近○○○○の択一の勉強をして思うのですが、択一には「内容がわからなくても答が推測できる」場合があるように感じます。土☆☆☆☆☆士の問題で例を示せばベストなのですが、今更問題集を開けるのもおっくうなので、○○○○の択一の問題(会社法や商業登記法)で、例をしまします。(包○学院の問題集から拝借しました。)
 問題の正誤そのものは、土☆☆☆☆☆士受験生の皆様には関係の無いものですのであしからず…。


【やたらと正確な記述の肢は正が多い例】
次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
ア.(比較的短い文)
イ.(比較的短い文)
ウ.(比較的短い文)
エ.(比較的短い文)
オ.取得請求権付株式又は取得条項付株式の取得の対価として新株予約権を交付する定めがある場合において、これらの株式の内容を登記するときは、対価として交付する新株予約権の内容を登記しなければならないが、発行する各種株式の内容の登記に当たっては、対価として交付する新株予約権の内容に代えて、発行等に係る新株予約権の内容ごとに付される新株予約権の名称(当該新株予約権を特定するもの)を登記すれば足りる。
1.アウ   2.アエ   3.イエ   4.イオ   5.ウオ

「新株予約権」とは、平たく言えばワラントのことですが、内容はともかく、「オ」の肢は文章が長いことに注目します。また、長いのに括弧書きがあって、さらに長くしてあります。これは、文章を正確にするためと推測されますので、すなわちこれは「正しい肢」と推測され、現にこれが正でした。(意地悪な問題も有りますので注意が必要な時も有りますが…。)そこで、正解は4か5ということになります。


【文章が良く似た二つの肢の有る場合の例】
次の記述のうち、誤っているものの組合せはどれか。
ア.(省略)
イ.(省略)
ウ.(省略)
エ.株式の全部について株券を発行している株券発行会社が、株券を発行する旨の定款の定めの廃止に係る変更の登記を申請する場合には、当該定款変更の効力発生日に株券が無効となる旨を当該日の2週間前までに公告したことを証する書面を添付しなければならない。
オ.肢エの場合において、株券発行会社が、株式の全部において株券を発行していないときであっても、公告をしたことを証する書面を添付しなければならない。
1.アイ   2.アウ   3.イオ   4.ウエ   5.エオ

 「株券発行会社」とは、定款で株券を発行すると定めている会社のことです。我が国では、2009年1月から、証券取引所に上場している株式会社は、株券を電子化していますので、「株券発行会社」は、少数派となりました。まあ、それはさておき、肢エとオは、非常に似通った内容です。このような場合、特別に意地悪な問題でなければ、「どちらかが正で、どちらかが誤」です。なぜならば、どちらも同じなら、わざわざちょっとだけ違う良く似た肢を並べる必要が無いからです。それで、やや内容が厳しい感じがする肢オの方が誤りで、肢エの方が正しいとなりました。答は3と特定できました。


【自分で突っ込みを入れると解る例】
次の肢は、正しいかどうか判断せよ。
ア. 会計監査人がその職務を行うについて過失があったときは、当該会計監査人は、これによって第三者に生じた損害を賠償する責任を負う。
イ.取締役会設置会社においては、株主総会は、会社法に規定する事項に限り、決議をすることができる。
ウ.登記に錯誤又は遺漏がある場合において、当該錯誤又は遺漏が登記官の過誤によってなされたものであるときは、登記官は、遅滞なく、登記を申請した者にその旨を通知しなければならない。

 肢アは、「ちょっとでも過失があったら、その責任を負わなければならないのか?そんな危険な仕事なら引き受け手がいないだろう。」と突っ込めば誤の肢だと解ります。監査のちょっとした見落しのために、重大な不正を見抜けず会社に莫大な損害をもたらしたとしても、責任があるかないかは、その見落しのミスの程度問題ではないかと考えるべきでしょう。解答には、「悪意又は重大な過失があったとき」は、責任を負うと書いてあります。

 肢イは、株主総会といえども、会社法に関することばかり協議している訳ではなかろう?法律に違反することを決議してはいけないかもしれないが、法律とは関係の無い事項についても決議しているはずではないか?と突っ込みをいれれば、誤と解るでしょう。

 肢ウは、何十年も前に申請されて登記がなされたものについて、間違いが見つかった場合、「遅滞なく登記を申請した者にその旨を通知する。」のは、困難でないか?登記官にそこまで対応しろというのは、無理ではないか?などと考えれば、誤の肢だと解ります。解答には、「…登記の更正をしなければならない。…通知しなければならないわけではないので…。」と書いてあります。


 なお、以前にも述べましたように、「正(誤)の肢の個数を問う問題」では、0個・1個とか4個5個が答となることが多く、2・3個となることは少ない傾向が強いようです。その理由は、「全然わからない受験生は、2・3個と感じることが多い」からなのでしょうか?


 択一もいろいろ考えながらすると、結構楽しめるものです。マツヨシは土☆☆☆☆☆士の受験の終わりごろは、択一も楽しめました。すぐに答を見るのではなく、今まで覚えてきたいろいろな記憶内容から、「これはありかな?」とか、「これは無理筋では?」とか、「実務でこれを決めたら現場が混乱しないか?」とかいろいろ推測するのです。しかし、○○○○の勉強では、知識量が少なく、探偵のような思考を巡らすことがいまだにできません。読者の皆様も頑張りましょう。






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